小さな大工さん-国産の積み木やビー玉ころがしなどの知育玩具を作るメーカーです。安心安全を考え、無塗装・無着色のつみきを福岡県久留米市で製造販売しています。名入れができてプレゼントにもおすすめです。
「遊び」は、子どもにとって人生のはじまりとも言える大切な学びの時間です。ドイツの教育学者 フリードリヒ・フレーベルは、「子どもは遊びを通して学ぶ」との信念から、“恩物(おんぶつ)”という教育玩具を考案しました。その中には、積み木の原型となる、円柱・立方体・三角柱・直方体などの形も含まれていました。
現代では、スマートフォンやゲーム機など、操作方法が決まっている「受動的なおもちゃ」があふれています。ルールが明確で、結果がすぐに得られる一方、自分の頭で考え、想像し、工夫する力を発揮する場面が少なくなっているのも事実です。
そんな時代だからこそ、積み木のような“考える余白”があるおもちゃが必要だと私たちは考えています。積み木は「自分で考えて、自分の手で形にする」能動的で創造的な遊び。子どもたちの内側にある力を、自然と引き出してくれる存在なのです。
積み木遊びには、年齢を問わず楽しめる奥深さがあります。はじめは、積んで崩してを繰り返すだけでも、重力やバランスを学ぶきっかけになります。やがて、おうちや車、お城や動物など、自分のイメージを形にするようになると、空間認識力・創造力・問題解決能力がどんどん養われていきます。
さらに、複数人で大きな作品を作る時には「どうしたらうまく積めるか」「どのパーツを使うか」を話し合い、コミュニケーション力や協調性も育まれます。
遊びながら学び、学びながら育つ。
積み木は、こどもの未来に向かって静かに寄り添ってくれるおもちゃです。
私たちの積み木は、角の「面取り(角の丸み)」を最小限にとどめています。これは、積んだときの安定性と一体感を高めるため。面取りが小さいと、影ができにくく、積み木どうしがピタッと揃いやすくなります。
もちろん、手や指に優しい角度に仕上げているので、安全性も十分。サンプルでの確認もおすすめしています。
色がついていない“白木の積み木”は、遊びに制限がありません。例えば「信号を作りたいけど赤い積み木がない…」というようなことが起こらず、子どもの頭の中で自由に色を想像して遊ぶことができます。
色に縛られないことで、「これは車」「これはロケット」など、創造の世界が無限に広がっていくのです。
「基尺(きしゃく)」とは、積み木の基本のサイズのこと。積み木は、基尺が揃っていることで、美しく、安定して積むことができます。
当店では40mm基尺を基本とし、他にも30mm・45mm・50mmなど、さまざまなバリエーションをご用意。お子様の成長や遊び方に応じて選ぶことができます。
私たちの工場では、職人が一本一本の木材を加工し、ミリ単位の精度で積み木を製造しています。日本の気候に合わせるために、ドイツから輸入した木材は半年以上寝かせて乾燥し、最適な状態で加工しています。
製品は±0.1%の寸法誤差内で検品し、木の伸縮性や個体差も考慮したうえで、木の特性を活かした積み木をお届けしています。
子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、一つひとつ丁寧に。
私たちの積み木づくりには、そんな想いが込められています。
使用しているのは、ドイツの非常に厳しい基準(PEFC認定)に基づいて管理された持続可能な森林のブナ材。ヨーロッパでは高級家具やおもちゃに広く使われている木材で、ほどよい重さとしっかりとした質感があります。
このブナ材をドイツの製材会社から直接仕入れ、自社工場(福岡県久留米市)で加工・製造まで行っています。防腐剤や塗料などは一切使わず、木そのもののぬくもりを大切にした積み木に仕上げています。
木の香り、手ざわり、重さ──すべてが「本物」だからこそ、こどもの感性を豊かに育ててくれます。
積み木は、こどもの成長を見守るようにそばにいてくれるおもちゃです。遊ぶほどに気づきや発見が増え、親子の会話も自然と生まれていきます。
そして、壊してもまた作り直せる積み木だからこそ、失敗を恐れずチャレンジする力も育まれていきます。
親子で向き合って、一緒に何かを作る時間。それは、きっとかけがえのない思い出として心に残っていくはずです。
「小さな大工さん」は、素材選びに妥協せず、品質に真摯に向き合いながら、日本の子どもたちの未来に向けて積み木を届けています。
大切な成長の時期に、本物の木のおもちゃとふれあうことで、こどもの感性は豊かに育まれていきます。 この機会に、ぜひ「小さな大工さん」の積み木を手に取ってみてください。
親子で一緒に、楽しい時間を「積み重ねて」いきましょう。